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選び方

抱っこ紐は、育児をする上でもはや欠かすことのできないマストアイテム。
家事や外出時など両手の空く抱っこ紐は、忙しいママにとっても大変強い味方です。
ですが人気があるからこそ、その種類はとても多く、どういったタイプを選べば良いか迷ってるママもきっと多いはず。
そこで、さまざまな目的別にみる抱っこ紐の選び方をご紹介したいと思います。

使用時期で選ぶタイプ   

抱っこ紐は、横抱き・縦抱き・おんぶなどの大きく分けて3つのタイプがあります。

首がすわっていない新生児期

首がすわっていない新生児期に使う場合は、横抱っこタイプがおすすめです。こちらは、赤ちゃんが股関節を開いて自由に動かせるなど自然な状態で抱っこできることや、寝たまま抱っこできるので首や腰に負担がかからずママも安心です。

また、横抱っこタイプは赤ちゃんの顔をしっかり見ながら授乳もできるといったメリットもあります。デメリットとしては、新生児期から生後半年程度までと使用期間が短いことや、抱いてる間はママの手を添える必要がある点です。

首がすわり~1歳頃までの赤ちゃん

首がすわる頃から活躍する縦抱きタイプは、赤ちゃんが1歳頃まで使用することができます。

縦抱きには、対面タイプと前向きタイプがありますが、両タイプとも赤ちゃんがママの心音を身近に感じることができるなど密接につながれるといったメリットがあります。また、手を離せない横抱きに比べ、縦抱きは抱きながら多少の家事をすることが可能です。

デメリットとしては、コンパクトに折り畳めないため交通機関を使った遠出には不向きであることや、赤ちゃんの背が伸びてくるとママの視界が遮られて歩きにくくなるといった点が挙げられます。

首がすわり~2歳頃までの赤ちゃん

最後の多機能タイプのおんぶタイプですが、こちらは赤ちゃんの首がすわる頃から2歳頃まで活用できる抱っこ紐になります。また、最初に別売りの新生児用パッドを買っておけば、新生児期から2歳頃までと一台を長きに渡って使うことが可能です。

おんぶタイプの最大のメリットは、前抱きタイプに比べるとママの身体への負担が少なく、正面が空くためある程度の家事や用事ができるといった点です。

デメリットとしては、おんぶに慣れてない赤ちゃんはママの顔が見られないとグズる可能性があることや、おんぶ専用ではない多機能タイプの場合は慣れるまで装着に時間がかかることが挙げられます。

ママの肩こりや腰痛を軽減させてくれるタイプ

抱っこ紐を使うようになってから、肩こりや腰痛がひどくなったと言うママもきっと多いことでしょう。これには、ママの身体と抱っこ紐の大きさが合っていないことが深く関係しているようです。

まず、抱っこ紐による肩こりや腕のしびれが出る場合は血流阻害が考えられますが、これは抱っこ紐のタイプと使い方を見直すことで症状はかなり改善されることが分かっています。

また、腰に多くの負担がかかる構造の抱っこ紐や、赤ちゃんがママの身体から離れて反ったような姿勢の状態でいると、ママの肩や腰にも負担がかかります。

肩や腰に負荷が集中することが原因ですので、ママの身体に合った大きさのもので、赤ちゃんとなるたけ密着できるタイプの商品を選ぶようにしていきましょう。試着した際、肩紐が浮いていたり重心が離れてしまうタイプのものは避けてください。

ちなみに、もともと肩こりのあるママには、正面でクロスするバッテン式のおんぶ紐がおすすめです。

こちらは肩紐の幅が広くできており、バストの部分でクロスしているので、赤ちゃんの重み背中にも分散されて肩への負荷が軽減されます。

しかしバッテン式は腰への負担を軽減することはできませんので、腰痛のあるママは腰ベルトが付いたタイプの抱っこ紐が最適です。

こちらは、腰ベルトを装着することで赤ちゃんの重みを骨盤や下半身へ流してくれるため、腰椎を経由せずに負荷をうまく逃がすといった効果が期待できます。

お出掛けなど持ち運びに便利なタイプ

外出時には、軽いフットワークで動けるコンパクトに折り畳める抱っこ紐がおすすめです。最近では長時間使用も可能な縦抱っこ用の軽量タイプも増えており、ベビーカーにかけることもできるとあって、ちょっとした旅行にも最適です。

ちなみに、布でできたベビーラップやスリングタイプですと、使わない間は小さく折りたたんでバッグにしまえる点や、赤ちゃんの肌掛けにも使えるといったメリットもあります。赤ちゃんも布全体で包まれる安心感が得られ、ママの身体にも負荷が一点に集中しないため楽ちんです。

但し、スリングタイプを選ぶ場合にはサイズには十分注意していきましょう。

比較的小柄なママの場合、おしゃれできれいな色だからと海外製の大きな商品を選ぶと、ストラップを正しく絞ることができずに、赤ちゃんの落下など事故の原因にもなりかねません。

正しいスリングでの抱き方としては、赤ちゃんのおでこや頭にキスできる程度の高さを維持することができ、なおかつママの手を離した場合にも赤ちゃんが安定していて揺れないことが大前提です。

また、季節に合わせた素材選びにも注目していきましょう。まず、日本特有でもある梅雨時期から夏にかけてのジメジメと蒸し暑い季節にも対応できる素材を選ぶことが大切です。基本的に赤ちゃんの肌に触れるものは天然素材がおすすめですが、中でもダブルガーゼでできたスリングは、肌触りもよく耐久性に優れ、通気性や吸汗性も抜群です。

縦抱きタイプの抱っこ紐の場合は、背中部分がメッシュになっていたり保冷剤を入れることのできるポケットが付いているものを選ぶと赤ちゃんも快適に過ごすことができます。冬の寒い時期には、暖かい素材でできたインナーやカバーを付けることで保温力を高めてあげると良いでしょう。

移動にも使わず、ちょい抱っこが多いなら、ポーチ型は簡単でおすすめです。