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抱っこ紐を使いこなして、赤ちゃん安心・ママは楽ちん

今や、常にプレママの選ぶ出産準備品の上位に選ばれるなど、抱っこ紐の人気は年々高くなっています。ちょっとした家事の途中やお出掛けなど、ママを育児をしっかりサポートしてくれる抱っこ紐は赤ちゃんも大好き。

でも人気があるからこそ、「抱っこ紐って本当に必要なの?」「買うとしたらどういうタイプを選べばいいの?」と悩む声も多いのです。そこで、プレママが聞きたい抱っこ紐のメリットや種類、月齢に合わせた選び方などをご紹介していきます。

んにとって抱っこが良い理由

赤ちゃんにとって抱っこは、安心感と安らぎを得るために必要なスキンシップだと言われています。かつて日本では、抱き癖が付くからと抱っこに否定的な時代もありましたが、今は子供にしっかりと愛情を注ぐ意味でも抱っこは欠かせない愛情表現の1つであると認識されています。

母親と赤ちゃんのスキンシップは、言葉を交わさなくても肌のぬくもりから信頼感を築けると言った大切な役割を果たしており、それを裏付ける理由として抱っこされた赤ちゃんの脳から分泌されるオキシトシンと呼ばれる愛情ホルモンの存在があります。このホルモンには、ストレスを緩和させ人間関係をより良くすると言った効果があり、子供が成長する上では必要不可欠でもある幸せホルモンだと言われています。

また、このオキシトシンは、赤ちゃんだけでなく抱っこするママにも同じように分泌されることが分かっており、ママへオキシトシンが分泌されると心の安定や充実感、母乳の育成が促されるなどのメリットがあります。

抱っこ紐を使うメリット

赤ちゃんとのスキンシップが必要とは言え、一日中抱っこで両手がふさがっていてはママは何もできませんよね。ましてや、身体全体でしがみついてくる赤ちゃんを長時間抱いているのは、ママの体力にも限界がきます。そんな時、肩や腰にかかる負担を軽減させるためにも、抱っこ紐の利用をおすすめしたいと思います。

 抱っこ紐を付けることで得られるメリットは、何と言っても赤ちゃんを抱きながら他のことができる点です。

お出掛け時の乗り物に階段、買い物や洗濯などの家事の最中でも抱っこ紐があればスムーズに事が運びますし、赤ちゃんにとっても抱っこ紐に揺られることは、自分の体位を維持するべく自然にバランス感覚を養うことができます。また、抱っこ紐で抱かれた赤ちゃんは、大人と同じ目線になることで、寝たり座ったりしている時とは違った刺激を受けることもできます。

いつもとは違う景色や音を感じることは、赤ちゃんの好奇心や順応性を育む上でも必要なプロセスでもあり、将来いろいろなことに興味を持つきっかけにもなり得るのです。

抱っこ紐の種類

大きく分けてベビーキャリー・ベビーラップ・ベビースリング・の3タイプあります。それぞれ一長一短があります。最近、よく使われている人気順にご紹介します。

1.ベビーキャリー

ベビーキャリーの特徴

こちらの抱っこ紐タイプは、機能別にたくさん種類があります。

 1-1.多機能型

多機能型は、いくつもの機能を兼ね備えた抱っこ紐です。こちらは主に、横抱き縦抱き(前向き・後向き)に加え、おんぶもできる4wayと、縦抱き(前向き・後向き)とおんぶができる3wayの2種類に分かれています。2種類とも他の抱っこ紐と比べるとお値段は高くなりますが、3wayは生後半年から2歳くらいまで、4wayは新生児から2歳までと広い期間で使用することができます。

但し、多機能型は多機能と呼ばれるだけあって作りが少々複雑にできており、装着に手間がかかって扱い辛いと言う意見や持ち運びに不便と言った声も上がっています。

1-2.横抱っこ型

横抱きの抱っこ紐は、赤ちゃんを横向きの状態で寝かせながら使用するタイプです。生まれたての赤ちゃんは、まだ首がすわらないばかりか股関節が大変柔らかいため、寝ている間も両膝を曲げた状態でいることが多いですが、こちらの抱っこ紐ならあぐらをかいているような一番楽な姿勢で寝かせられるため、赤ちゃんの身体への負担はかなり減少されます。

但し、抱っこ紐で移動する際は、絶えず両手で赤ちゃんを支えなければならないため、同時に家事や用事を済ますことはできないと言ったデメリットもあります。

使用期間は、生後すぐから首のすわる半年くらいまでと言われていますが、ベビーカーを持っていけない外出時などは簡易ベッドとしても使えるので、赤ちゃんを寝かせたまま授乳することも可能です。

1-3.縦抱っこ型

縦抱きの抱っこ紐は、赤ちゃんの顔を前向きにしたり、後向きにしてママと対面しながらも使える縦型の抱っこ紐です。こちらは、横抱っこ型を卒業する生後半年頃から1歳くらいまで使用することができますが、首を固定するパッドを用意すれば新生児から使えるものもあります。

また、抱っこだけでなく、背中に背負えるようにおんぶと兼用できるタイプのものは、2歳頃まで長く使うことが可能です。

横抱っこ型と比べると、装着が楽で動きやすく両手も空くので、簡単な家事や用事をしながら使えますし、赤ちゃんにとってもママと対面することで心音を聞きながら安心して眠れると言ったメリットがあります。

一方デメリットとしては、横抱っこ型に比べると値段が高いことや、コンパクトに折り畳むことができないので持ち歩くには向いていないと言った点が挙げられます。

1-4.ポーチ型

ポーチ型は、ママがウエストポーチを装着して赤ちゃんを縦抱っこするタイプです。 こちらは、装着がとても簡単で、抱っこする際に必要なベルトなどの小物をポーチの中に収納できるので、外出時にはとても便利です。

また、肩や腰への負担も少なく、抱っこする人にとっては優しい作りの抱っこ紐と言えます。

 2.ベビーラップ

ベビーラップの特徴

ベビーラップは、2015年に入ってから愛用者が増えてきている長方形の長い一枚布で赤ちゃんを包むように巻く抱っこ紐です。抱っこする人の両肩や背中、腰で赤ちゃんを支えるため、身体の負担は少なく済み、抱っこの姿勢が良くなるといったメリットがあります。

また、赤ちゃんのお尻や背中に布が交差して巻かれることで、姿勢が生理的な腹式呼吸のできるベストな姿勢になり、赤ちゃんも安心して身体を預けることができます。そのことが、赤ちゃんの骨盤底筋を守ることにもつながる優れものです。

伸縮性のある一枚布を使っているため、体格差のある人でも共有することができますが、使い方をマスターするまでは一定期間の練習が必要となってきます。

3.ベビースリング

ベビースリングの特徴

ベビースリングは、ハンモックのような形が特徴の抱っこ紐です。こちらは、細長い布の端を結んだりリングで固定して、肩にかけて使うタイプになっており、横抱き縦抱きの両方で使用できます。作りは至ってシンプルでありお値段も安い上、装着もしやすく新生児用のパッドがあれば生後間もない赤ちゃんから2歳くらいまで使用することが可能です。

スリングのデメリットは、長時間の外出での抱っこには向かないと言った点が挙げられます。一般的なスリングは耐荷重が15キロくらいに設定されていますが、ママ側の支える布面積が狭いためその分肩や腰に負担が多くかかってきます。